尾道 しまなみ海道

1.千光寺とおのみち文学の館(やかた)
広島県尾道市で千光寺と「おのみち文学の館」へ。JR山陽本線尾道駅から3つ目のバス停、長江口(ながえぐち)で下車。ここから千光寺山ロープウェイで山頂駅へ。上りはロープウェイを利用するが、下りは歩く。頂上は千光寺公園になっていて、展望台からは尾道市街、尾道水道、対岸の向島(むかいしま)を一望できる(上の写真)。山頂には尾道市立美術館もある。山頂から「文学のこみち」を下り千光寺へ。この寺からも見晴らしはよく、ロープウェイが真上を通る。ここから更に下り、「おのみち文学の館」を訪ねる。まずはじめに「文学記念室」(旧福井家住宅)へ、次に「志賀直哉旧居」へ向かう。両館の入場料は共通。「文学記念室」は「尾道ゆかりの文学者の記念室」だが、林芙美子関連の資料が多い。志賀直哉の旧居が今も残されているが、ここには半年しか住んでいなかった。ここで『城の崎にて』(きのさきにて)を執筆し、長編『暗夜行路』の原型(「時任謙作」)に着手した(途中で断念)。写真は志賀直哉の部屋から撮ったもの(下の写真)。尾道水道や向島などが見え、景色がすばらしい。高校生のころ、白樺派に属する志賀直哉と武者小路実篤の小説をたくさん読んだ。帰りは千光寺道や新千光寺道を通り、尾道水道沿いの海岸通りを歩いて尾道駅へ戻る。千光寺近くの古寺や「おのみち映画資料館」などを訪れてもよい。
2.しまなみ海道と村上水軍
JR山陽新幹線新尾道駅でレンタカーを借り、しまなみ海道へ。前夜からの雨はやんでいたが、残念なことに霧や靄のため「島並み」はほとんど見えず。このため、亀老山(きろうさん)展望公園などの絶景ポイントへは立ち寄らず。またひとつひとつの島が大きいため、島を通過中は当然「島並み」は見えない。そこで因島(いんのしま)で水軍城を見学し、大島で村上水軍博物館へ立ち寄った。もうここは愛媛県今治市(いまばりし)。博物館のホームページには「瀬戸内を制した戦国最強の村上水軍。その村上水軍の本拠地の一つであり、小説『村上海賊の娘』の舞台となった能代城。史実に基づいた数々の戦国ロマンを体験できるのが村上水軍博物館です」とある。またパンフレットには「……『水軍』では、彼らの多様な活動を表現できないため、最近では当時の古文書などに見える『海賊』という呼称を用いることが多くなってきている。……展示室をめぐるとき、『海賊』と呼ばれた人々が、必ずしもマイナスイメージで語られなかった時代があったことに気づくだろう」とある。私には、瀬戸内海の「海賊」といえば、まずはじめに愛媛県の日振島(ひぶりしま)を思いだす。日振島を根城としていたのが藤原純友(ふじわらのすみとも)。平安時代中期の936(承平6)年、海賊を率いて反乱を起こしたが、941(天慶4)年、小野好古(おののよしふる)らによって鎮圧され、純友は敗死した(藤原純友の乱)。日振島は宇和島市の沖合にある小島で、若いころにここを訪れたことがある。
↓千光寺公園から見た尾道市街、尾道水道、向島
千光寺公園からみた尾道市街、尾道水道、向島
↓志賀直哉旧居
志賀直哉旧居
スポンサーサイト

プロフィール

yamashiro94

Author:yamashiro94
東京都内、多摩地方、近県でカメラを持って散策しています。旅行・歴史・地理・文学・音楽などから最近気になったことまで、何でもとりあげています。写真なしの場合もあります。上の写真はマレーシアのクアラルンプール駅。2007年撮影。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR