上野 無縁坂

JR山手線上野駅の不忍口(しのばずぐち)を出て、上野恩賜公園へ向かう。西郷隆盛の銅像、彰義隊戦死者の墓、清水観音堂、竹の台噴水(大噴水)を順に巡る。途中、右手には上野の森美術館、東京文化会館、国立西洋美術館、国立科学博物館などの文化施設がある。噴水から北へ向かい、東京国立博物館、黒田記念館、さらに寛永寺(根本中堂)へ。黒田記念館では、黒田清輝の代表作である「読書」(1891年)や「湖畔」(1897年)などを鑑賞することができる(期間によって展示絵画は異なる)。大噴水へ戻り、上野東照宮を経て不忍池へ向かう。不忍通りを渡り、さらに西へ向かうと旧岩崎邸(写真左側、石垣とレンガ塀のある邸)。明治中頃に建てられたという西洋木造建築が見ものだ。この旧岩崎邸の北側にある坂道が無縁坂(写真、中央の坂)。「無縁坂」というと、この坂を舞台にした、森鴎外の小説『雁』(がん)を思い出す。この小説を原作とする映画『雁』は1953年制作、豊田四郎監督、高峰秀子ら出演(1966年制作、若尾文子主演の『雁』は見たことがない)。最近、この映画をDVDで再び見ることができた。これを機に小説も読み直し、無縁坂も訪れた。この小説をどう読むのかは人それぞれ。出会いも別れも人それぞれ。ただ映画では、ヒロインお玉(高峰秀子)の「自我の目覚め」をより強く描いている。※無縁坂といえば、さだまさし作詞・作曲の『無縁坂』が有名。私もこの歌により、無縁坂という地名を知った。この坂の名は、坂下にあった無縁寺称迎院(しょうぎょういん)に由来するそうです(大石学『坂の町・江戸東京を歩く』)。
無縁坂
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yamashiro94

Author:yamashiro94
東京都内、多摩地方、近県でカメラを持って散策しています。旅行・歴史・地理・文学・音楽などから最近気になったことまで、何でもとりあげています。写真なしの場合もあります。上の写真はマレーシアのクアラルンプール駅。2007年撮影。

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